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2020年07月19日更新
2020年7月19日主日礼拝
前 奏
招 詞 詩編113:1~3
讃 詠 546 (夕拝:34)
主 の 祈 (週報裏面)
聖 書 コリントの信徒への手紙二
1章8~11節
(新約p325)
牧会祈祷
讃 美 歌 71
説 教 「ぜひ知って欲しい」
祈 祷 内田 知牧師
讃 美 歌 291
献 金
頌 栄 541
祝 祷
後 奏
報 告
説教 「ぜひ知って欲しい」
パウロは、「わたしが経験した苦しみについて、ぜひみんなに知って欲しい」といいます。それは「耐えがたいほどに圧迫され、生きる望みさえ失う」ほどの苦しみだったのです。ところが、その苦しみの中味について詳細は語りません。唯一の手がかりは「アジア州で被った苦難」ということです。パウロはアジア州の中心都市エフェソで「野獣と闘った」(一コリ15:32)と述べていました。実際に野獣と闘わされたのか、それとも野獣のような人々に苦しめられたのか(使徒19章)はわかりません。でもきっと大事なことは、その苦しみの中味について「何も書いてない」ことなのです。パウロは「自分がどんな苦しく大変だったのか」に注目して欲しかったのではないのです。もっと知って欲しいことがあったのです。
それは何か? 「それで、自分を頼りにすることなく、死者を復活させてくださる神を頼りにするようになった」ということです。そして「神は...これからも救って下さるにちがいないと、わたしたちは神に希望をかけている」ということです。
パウロは、「自分自身ではなく、死をも打ち破る神を頼りとするようになったのだ。この神こそ我が希望だ。これをぜひ知って欲しい」と語っているのです。
さらにパウロは、「あなたにとってもそうであるはずだ!」というのです。そのことは直接的には言われていませんが、これこそがパウロがぜひ知って欲しかったことであるに違いありません。「あなたは気づいていないかも知れない。でも、神さまがあなたの上に御翼を張って守っていて下さる。それを知って欲しい! 何があってもあなたにはキリストがいる。それを知って欲しい!」。
「わたしにはキリストがいてくれる!」、これは事実です。これは何人にも当てはまる事実です。聖書は全巻をあげて、神の御子イエスさまがあなたのために人となってこの世においで下さり、十字架におかかりになり、復活なさったと証言しています。キリストというのは「神さまがあなたを決して見捨てていない」というしるしです。聖書は煎じ詰めれば、「あなたには神がいてくださる」の一言に尽きるのです。
わたしたちの旅路には様々な出来事が起こります。けれどもわたしたちには「イエスさまがいる」のです。わたしたちも、このイエスさまにいつも目を注ぎ、そしてこのイエスさまについて語るものでありたいのです。