堺教会の歴史
堺教会は、1920年(大正9年)堺市甲斐町目口筋の長屋で誕生しました。
宗教改革の信仰、特に長老主義の信仰と旺盛な伝道心とをもって、 斎藤敏夫牧師とそれを援ける熱心な長老・信徒たちが伝道を開始しました。 翌年には日本基督教会の「堺中央教会」として自立し、 創立5年で熊野町に会堂を有する教会になりました。
またその後は各地に積極果敢な伝道を展開し、1935年には南王子伝道所(現 いずみ教会)、1938年には岸和田伝道所(現 久米田教会)を生み出しました。
1941年、日本の教会諸教派が合同し、「日本基督教団」が発足したとき、 「堺大小路教会」と改称して教団に加わりました。 太平洋戦争が勃発し、教会は苛烈な戦時体制の下に置かれ、 1945年 7月に空襲で会堂を焼失しました。
終戦の翌1946年、北長尾町の現在地にあった旧憲兵隊庁舎を借り、 更に翌年に払い下げを受けて会堂を復興しました。 この時、附属幼稚園も開設しました。
1956年、教会名を堺大小路教会から、現在の「堺教会」に改称しました。 1965年には「石津伝道所」(現 石津教会)を生み出しました。
1969年 5月、堺教会で50年に亘って伝道・牧会された初代牧師、斎藤敏夫牧師が天に召されました。 翌1970年、第二代牧師として大井尚牧師を迎えました。
1978年、新会堂と幼稚園園舎の建築に着手し、会堂は翌1979年8月に完成しました。 また1983年、以前より開拓伝道をしていた泉北・槙塚台の地に「泉北・槙塚台伝道所(現 泉ヶ丘教会)」を生み出しました。1983年5月、大井牧師を送り 1984年、第三代牧師として石黒悦雄牧師を迎えました。
1990年には創立70周年の記念事業としてパイプオルガンの導入と牧師館改造工事を行いました。 また、1997年には教会附属幼稚園が開設50周年を迎えました。
2000年には教会創立80周年記念事業として礼拝堂改装工事の他、 記念行事としての記念式典などの他、4回にわたりかつての伝道師、牧師を迎えて特別伝道礼拝を行いました。
2013年4月、石黒牧師が退任、第四代牧師として内田知牧師を迎えました。
2020年、教会創立百周年を迎えました。