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2021年02月14日更新
2021年2月21日 主日礼拝
前 奏
招 詞 詩編138:1~3
頌 栄 544(夕拝43)
主 の 祈
使徒信条
聖 書 コリントの信徒への手紙二 8章1~7節 (新約p333)
牧会祈祷
讃 美 歌 142
説 教 「豊かな者となれ」
祈 祷 内田 知牧師
讃 美 歌 332
献 金
頌 栄 543
祝 祷
後 奏
報 告
説教「豊かな者となれ」
8章9章で、パウロは献金・募金活動について語ります。当時、エルサレム教会は迫害の中で逼迫していました。それを支えるための募金です。これは「困窮している者を助ける」ということと、「教会の一致」という目的がありました。
そしてそのためにマケドニア州の教会(フィリピ、テサロニケ)が豊かな献げ物をしていたのです。しかし実はマケドニアの教会も「激しい試練と極度の貧しさ」(2節)の中にいたのです。彼らも何かの迫害を受けていたのでしょう。また献金先はエルサレムのユダヤ人教会です。当時、ユダヤ人キリスト者は異邦人キリスト者のことを快く思っていませんでした。しかしマケドニアの教会はそんな相手のため、自分たちも苦しいのに、力以上の献げ物をしたのです。彼らのそのような「豊かな」姿を示した上で、パウロはコリントの教会にも「豊かなものになれ」と勧めています。
「たくさん持っている人が豊かなのではなく、たくさん与える人が豊かなのである。何かを失うのではないかと心配して思い煩っている貯蓄型の人は、心理学的にいえば、どんなにたくさんの物を持っていようとも、貧乏な人、貧しくされた人である。自分自身を与えることの出来る人は裕福な人である」(エーリッヒ・フロム)。
「人のことなどかまってられない」、また「自分に否定的な人に善意を差し出すことなど出来ない」と思うかもしれません。確かに難しいことです。しかしわたしたちはそこでイエスさまに目を向けたいのです。十字架でわたしたちに全てを、御自分の命さえも与え尽くしてくださった主イエスを仰ぎたいのです。
神さまから与えられた恵みを人と分かち合うのは決して失うこと、損をすることではなく、わたしたちがますます豊かな心と魂をもって歩んでいくことへの第一歩です。またそれは主イエスの道を歩んでいくことなのです。