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2021年06月13日更新
2021年6月20日 主日礼拝
前 奏
招 詞 詩編55:23
頌 栄 539(夕拝38 2節まで)
主 の 祈
使徒信条
聖 書 コリントの信徒への手紙二 11章12~15節 (新約p338)
牧会祈祷
讃 美 歌 3(2節まで)
説 教 「神の御手にゆだねて」
祈 祷 内田 知 牧師
讃 美 歌 520(2節まで)
献 金
頌 栄 543
祝 祷
説教「神の御手にゆだねて」
コリントの教会は偽使徒によって惑わされ、真の福音から遠ざかっていました。パウロはそのことが我慢ならず、偽使徒たちを糾弾します。パウロは彼らを「ずる賢い働き手」、「光の天使を装うサタン」、「サタンに仕える者たち」と呼びます。しかし彼らは決して恐ろしい顔、ずるがしこく陰険な顔をした人たちではありませんでした。それどころか信頼され、尊敬を集め、活躍をしていた人々でもありました。しかしどんなに立派に見え、キリストのために弁舌豊かに働いているように見えても、その下に自分を隠していたのです。そこにはキリストを第一とするよりも「自分を誇る」思いがあったのです。...いったいこの「偽使徒」とは誰のことでしょう。このわたしたちも、上辺ばかりの何の良い実も結ぶことのない信仰生活を送っていないでしょうか。キリストではなく自らのことばかり第一とし、自分の利益や自分の名誉のためにばかり心を砕いてはいないでしょうか。まずそのことを思いたいのです。
またパウロは「偽使徒」に苦しめられました。パウロは、「サタンに仕える者が正しい者のように振る舞っている」というのです。...確かに世の中には悪い人、上手く立ち回る人がいます。それを思うとわたしたちは心中穏やかではありません。ましてそういう人たちと関わるのは実に耐え難いことです。しかしパウロは言います。「そんなことは、大したことではない。彼らはその業に応じた最期を遂げるのだ」と言うのです。「最後は神さまが裁き、神さまが勝利してくださる」、パウロはそれを知っています。 最後は神の御手にすべてを委ねられるのです。
わたしたちの人生、またこの世界、そして教会も、さまざまな歩みをします。いろんなことが起こります。その中にはいろんな勝ち負けがあるように思うかも知れません。喜んだり、逆に悔しい思いをしたり、いろいろあります。しかし、「最後は神が勝つ」ということこそ、信仰者の大切な希望であり、土台です。そしてそのことは、主イエスの十字架と復活においてすでに示されています。ですからわたしたちも絶望しません。何があろうとも、でもそこでなお希望を抱くことができます。さまざまな悩みや重荷をすべて神さまに委ねたいと思います。