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2009年1月号「イエスさまは今どこに?」
「天に昇るキリスト」レンブラント(1606-1669)
主イエスは彼らに語り終ってから、天にあげられ、神の右にすわられた。弟子たちは出て行って、至る所で福音を宣べ伝えた。主も彼らと共に働き、御言に伴うしるしをもって、その確かなことをお示しになった。(マルコによる福音書16:19-20)
私たちは毎週教会の礼拝でイエスさまのお話を聞いています。では、イエスさまは今どこにいるのでしょうか?
私たちはイエスさまを直接目で見ることはできません。でも、目に見えないからほんとうにいるかどうかわからないということではありません。イエスさまを見たけれども信じない人もいましたし、イエスさまをどういう方かを当時ほとんどの人が見抜くことができませんでした。
どうしたらイエスさまのことを信じることができるのでしょうか? イエスさまのことは聖書に書かれています。聖書の言葉を聞くことにより、見える姿ではありませんが、聖霊の働きによって、イエスさまから私たちに働きかけてくださいます。
イエスさまは、私たちのために十字架につけられて亡くなられました。しかし、三日目によみがえられました。それからイエスさまはどうなったか、知っていますか?
復活されたイエスさまは弟子たちの前に現れて、「全世界へ行って、福音を宣べ伝えなさい。」と言われました。そして、お話が終わると、弟子たちの前で天に昇って行かれました。
イエスさまが天に昇られたということは、私たちの手の届かないはるか遠い世界に行ってしまったのでしょうか? けっして、そうではありません。イエスさまは、神さまとして、父なる神さまの右に座られました。
私たちがお祈りをするのは、そのイエスさまの御声を聞くためです。イエスさまは、いつも私たちと共に歩んでくださり、悲しい時でも苦しい時でも私たちを守り支えてくださいます。
お祈りは必ず聞かれます。イエスさまを信じて、いつもそばにいてくださるイエスさまにお祈りしましょう。
(お話 林部 弘)