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2008年12月号「お言葉どおりになりますように」
「受胎告知」 エル・グレコ(1541-1614)
ナザレという村に、マリヤという、神さまを信じるやさしいお姉さんがいました。マリヤさんは、もうすぐ大工のヨセフさんと結婚することになっていたのです。
そんなマリヤさんのところに、天使ガブリエルがやってきました。ガブリエルはマリヤさんにこう言いました。 「マリヤさん、おめでとう。神さまはあなたと一緒におられますよ。」
この言葉を聞いたマリヤさんはびっくりして「この天使さんの言葉はどういうことなのでしょう。」と考えてしまいました。
すると天使は言いました。 「マリヤさん、心配しなくてもいいです。あなたは、神さまからお恵みをいただいているのです。あなたはもうすぐ男の子を産むでしょう。その子をイエスと名付けなさい。その子は神さまの子どもです。大きくなって救い主として、この世界を治めてくださるのです。」
マリヤさんはあわてて答えました。 「そんなはずはありません。だってわたしはまだ結婚もしていないのですから!」
すると天使は言いました。 「神さまには、おできにならないことは何もないのです。神さまの力があなたに与えられています。あなたは守られて、救い主のお母さんになるのです。」と。
マリヤさんは、神さまを信じて、おまかせしようと思いました。 「はい、わかりました。わたしは神さまのお言葉どおりにいたします。どうぞ、神さまのお言葉どおりになりますように。」とお祈りしました。
いよいよクリスマスです。みんなも心を神さまの方に向けて、イエスさまをみんなの心に迎える準備をしましょう。
(お話 上田信子)