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2009年4月号「イエス・キリストの福音」
神の子イエス・キリストの福音のはじめ。 預言者イザヤの書に、
見よ、わたしは使をあなたの先につかわし、
あなたの道を整えさせるであろう。
荒野で呼ばわる者の声がする、
『主の道を備えよ、
その道筋をまっすぐにせよ』
と書いてあるように、バプテスマのヨハネが荒野に現れて、罪のゆるしを得させる悔改めのバプテスマを宣べ伝えていた。そこで、ユダヤ全土とエルサレムの全住民とが、彼のもとにぞくぞくと出て行って、自分の罪を告白し、ヨルダン川でヨハネからバプテスマを受けた。このヨハネは、らくだの毛ごろもを身にまとい、腰に皮の帯をしめ、いなごと野蜜とを食物としていた。彼は宣べ伝えて言った、「わたしよりも力のあるかたが、あとからおいでになる。わたしはかがんで、そのくつのひもを解く値うちもない。わたしは水でバプテスマを授けたが、このかたは、聖霊によってバプテスマをお授けになるであろう」。(マルコによる福音書1:1-8)
ヨルダン川のほとりに、たくさんの人たちが集まっています。神さまが、ヨハネさんをそこに遣わされたのでした。
ヨハネさんは、「私たち人間は神さまに造られたのですよ。ですから、神さまを忘れて、神さまなしでは、本当の喜びをもって生きることはできないのです。けれど私たち人間はそのことを忘れて『自分が人生の中心におり、自分の人生は自分の思いでどうにでもなるし、自分の力で喜びをつかむことができる。』と考えています。けれど、真実は、すべてをご存じの神さまが、私たちに必要なものを必要な時に与えてくださっている。そのことを知ると、『神さまに生かされているのだ。』とわかる。だから悔い改めて、神さまの言葉に耳を傾け、『神さまを信じます。』と告白して洗礼を受けなさい。」と言って、人々に、ヨルダン川の水で洗礼を授けていました。
ヨルダン川のほとりの人々には、バプテスマのヨハネさん、そしてイエス・キリストが現れます。今の私たちには教会があります。教会に来て神さまを礼拝し、イエスさまが私たちに与えてくださった喜びを、聖書のみことばで味わいます。
本年度は、この「マルコによる福音書」を通して、この喜び、イエスさまの生涯を学んでいきます。
どんな時でもいつもそばにいてくださるイエス・キリスト、必要なものを必要な時に与えてくださるイエス・キリストの福音を学んでいきましょう。
(お話 中野康彦)
※都合により、2009年3月号はお休みしました。