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2008年10月号「聖書は神の言葉」
「開かれた聖書のある静物」ゴッホ(1853-1890)
世界中で一番たくさん読まれているベストセラーって何か知っていますか。じつは、みんなが教会学校の礼拝の時に読んでいる「聖書」なのです。
わたしたちは今、日本語で書かれた聖書を読んでいますが、もともと旧約聖書はヘブル語、新約聖書はギリシャ語で書かれています。
そして、キリスト教が広まっていくにつれ、世界中の人々が自分で聖書を読めるように、いろいろな民族の言葉に訳されました。こうしてわたしたちも今、日本語の聖書を読むことができるのです。
でも、いったい聖書はだれが書いたものでしょう。聖書は、みんなが持っている本のように作家が考えて作り出した物語ではなく、神さまの霊の導きによって書かれたものなのです。
旧約聖書はイエスさまがお生まれになる850年くらい前から150年の間に祭司や預言者たちによって書かれたものがまとめられています。新約聖書は、教会が誕生してから後のおよそ100年の間にイエスさまの弟子たちによって書かれたものをまとめて作られました。今から2000年も、3000年も昔に書かれた聖書が、何百もの言葉に訳されて、今も世界中の人々に読まれているのです。聖書は、イエスさまが、神の御子、救い主であることをわたしたちに告げています。イエスさまを信じる者は赦され救われることを証ししています。
わたしたちは聖書によらなければ天地万物を創造されたまことの神さまのことも、イエスさまのことも知ることはできません。聖書は神さまとイエスさまのことを世界中に知らせる唯一の特別な本であり、神さまがわたしたちのために与えてくださった最高の贈り物なのです。
(お話 森田裕子