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2008年11月号「使徒信条」
聖書の中で最も大事なことは、なんでしょうか。
イエスさまがお生まれになるずっと前から、人は神さまがいらっしゃることを忘れたり、神さまを裏切ったり、神さまに嘘をついたり、悪いことをたくさんしてきました。これを、「罪を犯す」といいます。
でも、今からおよそ2000年前に、神さまはイエスさまを私たちの世界にお遣わしになり、イエスさまは、人としてお生まれになりました。そして、たくさんの罪を犯していた私たちのかわりに十字架にかけられ、なくなってしまいました。しかし、神さまは、イエスさまを三日目によみがえらせて、復活させてくださいました。よみがえられたイエスさまによって、私たちの罪は赦されたのです。
よみがえられたイエスさまは、お弟子さんたちの前に次々現れました。お弟子さん(使徒)たちは、はじめはびっくりしましたが、イエスさまを、私たちの救い主であると信じました。
これは、パウロさんも、コリント人への第一の手紙で書いているように、自分で考えたことではなく、自分自身も聞いたことであり、信じたことだと言っています。イエスさまを信じる人々が、聖書の中で最も大事なことを簡単な文にしてまとめました。これが「使徒信条」です。
みんなは、「使徒信条」というものを聞いたことがありますか?
イエスさまがお生まれになる前に預言者によって語られていた旧約聖書のこと、イエスさまがお生まれになってから新約聖書の使徒たちが語っている信仰の基本が「使徒信条」にまとめられています。
この「使徒信条」は、聖書の内容を示し、私たちの信仰の手引きとなってくれます。教会が受け継いでいる聖書が語っている信仰を、みなさんも受け入れてください。みんなで声を出して「使徒信条」を読んでみましょう。「使徒信条」は、家で一人で大きな声で読んでも良いですが、教会で、みんなで読むのはもっと良いですよ。みんなで、大きな声で読んでみましょう。
(お話 前田攝子)
使徒信条
我は天地の造り主、全能の父なる神を信ず。 我はその独り子、我らの主、イエス・キリストを信ず。 主は聖霊によりてやどり、おとめマリヤより生まれ、 ポンテオ・ピラトのもとに苦しみを受け、十字架につけられ、 死にて葬られ、陰府にくだり、三日目に死人の内よりよみがえり、 天にのぼり、全能の父なる神の右に座したまえり。 かしこよりきたりて生ける者と死にたる者とを審きたまわん。 我は聖霊を信ず、聖なる公同の教会、聖徒の交わり、罪のゆるし、 からだのよみがえり、とこしえの命を信ず。 アーメン。