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2009年8月号「お弟子さんたちの旅」
それからイエスは、附近の村々を巡りあるいて教えられた。また十二弟子を呼び寄せ、ふたりずつつかわすことにして、彼らにけがれた霊を制する権威を与え、また旅のために、つえ一本のほかには何も持たないように、パンも、袋も、帯の中に銭も持たず、ただわらじをはくだけで、下着も二枚は着ないように命じられた。そして彼らに言われた、「どこへ行っても、家にはいったなら、その土地を去るまでは、そこにとどまっていなさい。また、あなたがたを迎えず、あなたがたの話を聞きもしない所があったなら、そこから出て行くとき、彼らに対する抗議のしるしに、足の裏のちりを払い落しなさい」。そこで、彼らは出て行って、悔改めを宣べ伝え、多くの悪霊を追い出し、大ぜいの病人に油をぬっていやした。(マルコによる福音書6:6-13)
ある日、イエスさまはお弟子さんたち十二人をお呼びになりました。そして、「近くの街や村に出かけて行って、神さまのことをみんなに伝えるように。」とおっしゃいました。
皆さんは出かける時、どんな物を持って行きますか。おなかがすいた時のお弁当、水筒、着替えの服、お金、何があっても困らないように、いろんな準備をしますね。お弟子さんたちもそう考えていました。
ところがイエスさまはおっしゃいました。「旅には杖一本の他は何も持って行かないように。へびや獣が出てきたら、その杖で打つように。けがをしないように履き物ははいてもいいです。下着も一枚だけならいいです。」
そんな準備だけで大丈夫だろうか。お弟子さんたちは、とでも心配です。イエスさまは続けて言われました。「一人で行くのではありません。二人ずつ行きなさい。村の人は、神さまの話を聞いたら、ありがとうございます、と言って、喜んで食事を出してくれるはずです。そして、必要なものは、みんなくれるでしょう。」「でも、もしかしたら、お話を聞いてくれない人や、不親切な人がいるかもしれません。そんな時は、さようならをして、次の家に行けばいいのです。」
杖一本の他は何も持たない旅でしたが、「神さまに任せよう。大丈夫、必ず助けてくださる。」お弟子さんたちは、街や村で、いっぱい、いっぱい、神さまのお話をしました。
わたしたちもお弟子さんたちと同じです。自分の家や学校で、「神さまに任せておけば大丈夫。」と信じて生活し、神さまのことをお友だちやお家の人に伝えていきましょう。
(お話 油谷 順子)
※都合により、2009年7月号はお休みしました。