- ホーム
- 教会学校
- 教会学校新聞 いずみのひろば
- 2011年のコラム
- 2011年2月号「最初の教会」
2011年2月号「最初の教会」
絵:杉田幸子(福音主義教会連合、聖句カード)
ペテロは、ほかになお多くの言葉であかしをなし、人々に「この曲った時代から救われよ」と言って勧めた。そこで、彼の勧めの言葉を受けいれた者たちは、バプテスマを受けたが、その日、仲間に加わったものが三千人ほどあった。そして一同はひたすら、使徒たちの教を守り、信徒の交わりをなし、共にパンをさき、祈をしていた。みんなの者におそれの念が生じ、多くの奇跡としるしとが、使徒たちによって、次々に行われた。信者たちはみな一緒にいて、いっさいの物を共有にし、資産や持ち物を売っては、必要に応じてみんなの者に分け与えた。そして日々心を一つにして、絶えず宮もうでをなし、家ではパンをさき、よろこびと、まごころとをもって、食事を共にし、神をさんびし、すべての人に好意を持たれていた。そして主は、救われる者を日々仲間に加えて下さったのである。(使徒行伝2:40-47)
きょうのカードの絵は何の絵かわかりますか? 食事をしている絵かな? じつは、教会の絵なんです。
しかも、世界でいちばん最初の教会の絵なんです。この場面は聖餐式の場面です。聖餐とは、弟子たちが主イエスさまと一緒に食事をした日毎の食事や、荒野で五千人の人々にパンを裂き分けられた食事とは違います。聖餐は、過越の祭りの席で主イエスが「このように行いなさい。」と約束された聖なる食事です。主イエス・キリストの復活を信じる者が守るべき戒め、私たちのために死んで復活された主、その贖いの血、そして食事が私たちの信仰には必要なのだと、絶えず思い起こし、主イエスさまを信じる者が守るべき儀式です。
そして聖書は続きます。彼らは祈ることにも熱心でした。彼らは心を合わせて熱心に祈りました。
私たちも彼らのように。礼拝、学び、交わりと聖餐、そして熱心に祈り、友だちを誘い、たくさんの人で礼拝を守りましょう。
(お話 中野 康彦)
※都合により11月号〜1月号は休みました。