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2011年4月号「いちばん大切なこと」
兄弟たちよ。わたしが以前あなたがたに伝えた福音、あなたがたが受けいれ、それによって立ってきたあの福音を、思い起してもらいたい。もしあなたがたが、いたずらに信じないで、わたしの宣べ伝えたとおりの言葉を固く守っておれば、この福音によって救われるのである。わたしが最も大事なこととしてあなたがたに伝えたのは、わたし自身も受けたことであった。すなわちキリストが、聖書に書いてあるとおり、わたしたちの罪のために死んだこと、そして葬られたこと、聖書に書いてあるとおり、三日目によみがえったこと、ケパに現れ、次に、十二人に現れたことである。(コリント人への第一の手紙15:1−5)
新しい学年が始まりました。本年度も、休まないで、日曜日の朝は早起きして、毎週、教会学校の礼拝に出席しましょう。わたしたちの一週間は、日曜日に神さまを礼拝することから始まります。毎週、神さまを礼拝して、神さまのみことばに聞き従う一年にしたいものです。
ところで、礼拝って、なぜ日曜日なんでしょう。世界中、どこの教会へ行っても、礼拝は日曜日です。それは、十字架に付けられて亡くなられたイエスさまが三日目によみがえられたのが日曜日だったからです。
教会が伝えたいいちばん大切なこと、それは、神さまの愛です。神さまがわたしたち一人一人を愛してくださっているということ、愛しておられるから、そのために、わたしたちの罪の身代わりとしてイエスさまを十字架にお付けになったんだということ、しかし、イエスさまは亡くなられて三日目によみがえられたということ、そのことが、いちばん大切なことなんです。このいちばん大切なことを記念するために、イエスさまがよみがえられた日曜日に礼拝を行います。
イエスさまが十字架に付けられた時、お弟子さんたちは、イエスさまを見捨てて逃げてしまいました。しかし、よみがえられたイエスさまは、逃げているお弟子さんたちのところへ、わざわざ来てくださいました。この時に、お弟子さんたちにはわかりました。イエスさまの十字架と復活の出来事は、わたしたち一人一人の罪を赦すための、そして、もう一度わたしたちが神さまと共に生きることができるようになるための出来事だったんだということを。お弟子さんたちは、この復活の喜びを与えてくださった神さまに心から感謝して、神さまを信じました。
きょうの聖書の箇所は、パウロさんが語った言葉です。パウロさんも、最も大事なこととして、いちばん大切なこととして、イエスさまの十字架と復活の出来事を伝えました。それは、「わたし自身も受けたことであった」ってあるとおり、パウロさん自身も、イエスさまの十字架と復活の出来事にこそ神さまの愛があるんだということを信じ、その喜びを人々に伝えました。
わたしたちも、一人一人が神さまから愛され、大切にされている存在です。この喜びを信じて、この一年も歩んでまいりましょう。
(お話 忠岡 博)