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2011年8月号「聖餐」
わたしは、主から受けたことを、また、あなたがたに伝えたのである。すなわち、主イエスは、渡される夜、パンをとり、感謝してこれをさき、そして言われた、「これはあなたがたのための、わたしのからだである。わたしを記念するため、このように行いなさい」。食事ののち、杯をも同じようにして言われた、「この杯は、わたしの血による新しい契約である。飲むたびに、わたしの記念として、このように行いなさい」。だから、あなたがたは、このパンを食し、この杯を飲むごとに、それによって、主がこられる時に至るまで、主の死を告げ知らせるのである。 (コリント人への第一の手紙11:23-26)
教会の大切な礼典に「洗礼式」と「聖餐式」があります。聖餐式を定めたのはイエスさまです。教会の聖餐式で必ず読まれる文書があります。それは、 「わたしがあなたがたに伝えたことは、わたし自身、主から受けたものです。すなわち、主イエスは、引き渡される夜、パンを取り、感謝の祈りをささげてそれを裂き、『これはあなたがたのためのわたしの体である。わたしの記念としてこのように行いなさい。』と言われました。また、食事ののち、杯も同じようにして、『この杯は、わたしの血によって立てられる新しい契約である。飲む度に、わたしの記念としてこのように行いなさい。』と言われました。だから、あなたがたは、このパンを食し、この杯を飲むごとに、主が来られるときまで、主の死を告げ知らせるのです。」
聖餐式では、パンと葡萄酒(葡萄ジュース)が配られます。パンはイエスさまが十字架にかかった体、葡萄酒はイエスさまが十字架の上で流された血を表します。
聖餐は、イエスさまを救い主と信じる者が、「イエスさまが十字架にかかられたのは、ただ、このわたしのためであった。イエスさまは、わたしたちのために生きて死んでくださり、そして復活された。そのイエスさまが、わたしたちを共にいてくださり、新しい命をくださった。」と、そのことに感謝するものです。ただパンを食べ、葡萄酒を飲んでいるのではありません。イエスさまの弟子たち、洗礼を受けて信仰を言い表したわたしたちは、「イエスさまがわたしのために十字架で死んでくださったこと」、そして「今も生きて働いておられ、共にいてくださること」、「やがて天国に招かれ、とこしえの命に生きること」を味わうのです。
みんなも、イエスさまを信じ、洗礼を受けて、一緒にこの聖餐に与れるようになりましょう。その日が早く来るように、先生たちは祈っています。
(お話 中野 康彦)