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2012年3月号「我らを試みに会わせず悪より救い出したまえ」
あなたがたの会った試錬で、世の常でないものはない。神は真実である。あなたがたを耐えられないような試錬に会わせることはないばかりか、試錬と同時に、それに耐えられるように、のがれる道も備えて下さるのである。(コリント人への第一の手紙10:13)
みなさんは日曜日に教会に来て礼拝をしますが、「きょうは礼拝に行きたくないな」と思うときはありますか? 友だちが遊びに誘ってきたり、おもしろいテレビがあったりしても教会に来ていますか? また、つらいことや悲しいことがあったとき、「どうしてこんな目に会わないといけないの? 神さまは本当にいるの?」と神さまを疑ったりしたことはありませんか?
きょうの聖句には試練という言葉が出てきます。これは少し難しい言葉ですけれど、わたしたちがテストされるということです。主の祈りに「我らを試みに会わせず、悪より救い出したまえ」というお祈りがあります。この「試み」という言葉が試練ということです。日曜日に礼拝に行くつもりだったのに、友だちが遊ぼうよと言ってきたら気持ちがぐらぐらします。また、つらいことがあると、「神さまは本当にいるのかなぁ?」と自分の中の神さまが小さくなっていきます。これはどちらも「試み」です。わたしたちを神さまから引き離そうとするいろいろな力が「試み」なのです。だから、わたしたちは、試みに会っても神さまから離れないようにしなければなりません。そのためにはどうすればいいでしょうか? そうですね。「我らを試みに会わせず、悪より救い出したまえ」と祈ることが大切ですね。わたしたちを神さまから引き離そうとするいろいろなものからわたしたちをお守りくださいと祈るよう、イエスさまは教えてくださいました。わたしたちが試みに会っていることを、神さまは、よく知っていてくださいます。試みに会っているわたしたちを神さまは救おうとしてくださいます。それは、イエスさまを見ればわかります。なぜかというと、イエスさまはわたしたちの身代わりとなって十字架で死んでくださったからです。神さまは、わたしたちを救うために、イエスさまをこの世にお遣わしになったのです。だから、神さまに助けてくださるようにお祈りしましょう。神さまは、いつもわたしたちと一緒にいてくださいます。そして、イエスさまと一緒に心を込めてお祈りする人を神さまは喜んで助けてくださるのです。
(お話 油谷 和重)