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2012年6月号「求めよ、そうすれば与えられるであろう。」
求めよ、そうすれば、与えられるであろう。捜せ、そうすれば、見いだすであろう。門をたたけ、そうすれば、あけてもらえるであろう。(マタイによる福音書7:7)
みなさんは今、ほしい物はありますか。 ぼくはゲームソフトがほしい、わたしはお人形がほしい、はやく走れる足がほしい、仲の良い友だちがほしい、など、いろんなほしいものがあるでしょう。
イエスさまは、「求めなさい。そうすれば与えられる。」とおっしゃいました。これは、「○○をください」と、ほしいものをお祈りすれば何でも与えてくださるということなのでしょうか。そうではありませんね。「求めなさい」とは、神さまを求めなさいということです。
イエスさまは、こう教えてくださいます。「求めなさい。そうすれば与えられる。探しなさい。そうすれば見つかる。門をたたきなさい。そうすれば開かれる」と。これは、困った時、苦しい時、悲しい時、どうしていいかわからない時、神さまにお祈りしてごらん、ということです。そうすれば「与えられ、見つかり、開かれる」。そうです。神さまがきっと助けて、導いて、支えてくださるよ、ということなのです。神さまはわたしたちの天の父なのですから、子どもである私たちのことは何でも良く知っておられます。わたしが何に悩み、どう苦しんでいるかもすべてご存じで、いちばん良い道を備えてくださるのです。自分の子どもがパンをほしがっているのに、パンに似た形の石を与える親はいないでしょう。それと同じ。お父さまである神さまは、いつだって、わたしに最も良いものを与えてくださるのです。
困った時、悲しい時、神さまに向かって門をノックしてみてください。そうすれば、きっと良い方法が見つかるはずです。
(お話 油谷 順子)