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2014年6月号 「教会の誕生日」
すると、一同は聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに、いろいろの他国の言葉で語り出した。
(使徒行伝2:4)
6月8日、きょうは教会の暦ではペンテコステ(聖霊降臨日)です。ペンテコステというのは、ギリシャ語で「50番目」を意味する言葉で、古くはユダヤ教のお祭り「過越の祭り」から数えて50日目のお祭りなので五旬節とも呼ばれます。
しかし、ペンテコステは、イエス・キリストの復活イースターから数えて50日目に聖霊が弟子たちの上に降り、キリストの教会が初めて地上に生まれた記念日でもあります。その日からきょうまで聖霊が働き続け、キリストを信じる者が起こり、世界中に教会が広まりました。
もともと他の国の人とは言葉が通じず、お互いのことを分かり合えることがなかなかできません。そんな人たちが、神さまの霊を受けた時にキリストの弟子たちの言葉がわかり、同じ神さまを信じることができたのは素晴らしいことです。
また、今年は教会行事としては「花の日」と重なりました。「花の日」は、6月の第二日曜日と決めて毎年行われています。1866年、アメリカの教会で、「子どもの日」の教会行事の際に、この時期が一年中で最も多く花の咲く季節であることから、みんなで花を持ち寄って教会堂を飾り、礼拝後、その花を子どもたちに持たせて病院を訪問させ、病人を見舞い、また警察(交番)や各社会施設を訪問したのが始まりだそうです。
きょうの日を感謝して、特に主イエス・キリストが子どもを大切にし、特に祝福されたことを覚えたいと思います。
(お話 林部 弘)
「聖霊降臨」ティツィアーノ・ヴェチェッリオ(1488/1490?-1576)サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会(ベネチア)