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2014年7月号「パウロさんの働き」
すると、ある夜、幻のうちに主がパウロに言われた、「恐れるな。語りつづけよ、黙っているな。あなたには、わたしがついている。だれもあなたを襲って、危害を加えるようなことはない。この町には、わたしの民が大ぜいいる」。
(使徒行伝18:9-10)
パウロさんは、イエスさまが昇天されてしばらくしてから、12人のお弟子さんの他にお弟子さんになった人です。このパウロさん、初めはキリスト教を信じている人を捕まえて迫害し、とてもひどいことをしていました。でも、復活されたイエスさまに出会って、「ああ、悪かった。わたしもイエスさまのお弟子さんになって、イエスさまのことをみんなに伝えよう。」と回心し、イエスさまこそ生ける神の子、救い主です、と伝える伝道者となりました。
あちらこちらの町に行っては、イエスさまのお話をして、そこに教会を作っていきました。パウロさんがいないとき、その教会の人たちがけんかをしたり、イエスさまの教えに従わないことをすると、お手紙を書いたり、その教会まで行ったりしました。そして、聖霊に導かれ、イエスさまの教えを広めるための伝道旅行を3回も実施しました。
途中、つらいこともたくさんありました。馬鹿にされたり、意地悪をされたり、石を投げつけられたり、鞭で打たれて牢屋に入れられたり、恐い気持ちでくじけそうになることもありました。でも、神さまはいつもパウロさんと共にいてくださり、「恐れるな。語りつづけよ、黙っているな。あなたには、わたしがついている。」と、みことばの励ましを受けて、朝から晩までイエスさまのことを伝え、伝道を続けていきました。
(お話 森田 裕子)
ミケランジェロ「聖パウロの回心」1542-45
フレスコ バチカン・パオリーナ礼拝堂